「転ばぬ先のテクニカル」~東京市場を強気すべきかどうか…

転ばぬ先のテクニカル|証券市場新聞

昨日の東京市場は反発しましたが、上値の重い展開でした。前日の下落をそっくり取り戻すかたちとなりましたが、シカゴCMEの引け値にサヤ寄せして寄り付いたあとは、日中の値幅がわずか75円内の膠着となりました。

イエレンFRB議長が「利上げを過剰に長く待つことは賢明ではない」と発言したことで、3月利上げを排除しない考えを示し、14日のNYダウは92ドル高と4日連続の大幅続伸。為替も1ドル=114円台の円安に振れ大幅反発の動きとなりました。

これだけの条件が揃っているにも関わらず、前日の高値を抜くこともなく、日足は前日の陰線にほぼ十時足の陰線がはらんだ格好です。フシ目の1万9500円、1月5日高値1万9615円手前で足踏みとなっている東京市場を強気すべきなのかどうか…。

昨年2月安値の1万4865円と6月安値の1万4864円の毛抜き底からの上昇相場を日足二段下げで分かつエリオット波動をカウントすると以下のようになります。

1万4864円~1万6938円(7月21)=上昇1波

1万6938円~1万5921円(8月4日)=上昇2波(日足二段下げ)

1万5921円~1万7473円(11月1日)=上昇3波

1万7473円~1万6111円(11月9日)上昇4波(日足二段下げ)

1万6111円~1万9615円(1月5日)上昇5波

1万9615円~1万8650円(1月18日)下降波入り(日足二段下げ)といった観測も可能です。

このカウントが正しい場合は、下降波はa‐b‐cの3波動構成が考えられ、1万8650円割れを目指していると考えねばなりません。

下降波のカウントは1万9615円~1万8650円a波、18650円~19519円b波、1万9519円~1万9232円c波進行中で、1万8650円割れから底入れのタイミングを探る局面となります。

この悲観的な波動を否定するためには1月5日高値の1万9615円を更新する必要があります。

日々勇太朗

 

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