転ばぬ先のテクニカル|証券市場新聞

8月相場が終了し、月足は2カ月連続の陰線となりました。今年1月からの月足の推移は陰-陽-陰-陽-陽-陽-陰-陰となっており、これは戦後の株式市場においては初めてのパターンです。過去の経験則が通じない相場ですので、トレンドに従うほかありません。ただ、1~3月の陰-陽‐陰のパターンでは年足が陰線のケースが多いことは頭の隅に入れておく必要はありそうです。

昨年12月末の大納会の終値は1万9114円、本年、大発会の終値は1万9594円です。現在は発会終値近辺での推移となっている訳です。そして納会と発会の中値1万9354円を中心に4月安値は1010円安、6月高値は964円高と上下1000円幅での8カ月です。昨年が上下幅約5000円弱あったことを考えると、今年は昨年の高値を更新したものの、極めて静かな相場ということになります。

さて、昨日の東京株式市場は続伸となりました。ここまで売られ続けてきた金融株が久々に活況となったことで、TOPIXが25日線や13週線を回復。一目均衡表では雲の上限(1620.79)にタッチし、遅行スパンも日々線(1626.84)に接近してきました。今年2月~3月に高値を形成した銘柄が金融株に多く、信用買い残の期日が明ける季節となってきました。需給面の重しの改善する展開に期待したいものです。

そしてTOPIXのテクニカルポイントをブレイクできれば、日経平均に先んじて買い転換が確認されることになりますが、そうでなければ一時的な自立反発局面という見立てになります。日経平均は8月17日~18日に残していた日足の窓を埋めました。この上に25日線、一目基準線、75日線が控えています。

ドル円が111.66円をブレイクできれば、底入れ支援材料となりましょう。9月6日に一目均衡表の雲の捻れが生じます。雲が薄いところだけにドル円の変化が起こるかどうかに注目です。

日々勇太朗

 

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