転ばぬ先のテクニカル|証券市場新聞

連れ高できない東京市場

 NY株の最高値更新が続いています。しかし、連れ高できない東京株式市場。本当に残念でなりません。やはり、金融緩和が期待できるNYに対し、消費税を引き上げる東京市場。この差がそのまま両国の株価指数に期待と失望として現わされているということなのでしょうか。

NY市場に死角は?

 ところで、最高値更新中のNY市場に死角はないのでしょうか?ロイター通信の集計によるS&P500社の増益率予想は2018年比マイナス0.3%だそうです。また、87社が既に下方修正しているということ。ある程度は織り込んでいると考えられますが、マイナスでは今後なかなか高値追いも難しいのではないでしょうか。

上昇終われば急落

 実はわたしは今回の株価上昇が終われば、その後は昨年12月安値の2万1792ドルを割り込む急落が起こると考えています。エリオット波動で考えた場合、昨年1月高値の2万6616ドル以降、拡大波動が形成されていると思われます。
 拡大波動とは上値切り上げ、下値切り下げの5波動(a―b-c-d-e)が形成されていると考えております。この拡大波は2万6616ドル~a~2万3533ドル~b~2万6828ドル~c~2万1792ドル~d~2万7364ドル進行中で、高値形成後はc波のボトムの2万1792ドルを割り込む下落後に起点の2万6616ドルに戻して完成します。

NYダウ頂点に近づく

 そして昨年1月高値と10月高値を結んだ延長線が現在の時間軸では2万7400ドル近辺と頂点に近づいてきました。ここを上回る上昇があれば、それは行き過ぎ部分ということになります。月末のFOMC前後までは相場が急変することは考えにくいと思われますが、その後も上昇が続く場合は過熱相場という見方に傾くことと思います。

サポートポイント2万1400円台に

 さて、日経平均はだらしなく反落という16日の相場でした。昨日の下落で日経平均は再び5日線を割り込んできました。この下のサポートポイントはまず20日線の走る2万1463円、そして60日線の2万1410円です。ここを割り込みだすと7月1日以降の保ち合い相場が下に放れてしまいます。

商いを伴った上昇必要

 その場合は6月28日~7月1日に残している日足の窓(2万1324円~2万1488円)を埋める作業の始まりです。埋めきった場合は更に下値模索へと進む可能性が高まりましょう。それを避けるには、ここで商いを伴った上昇が必要です。

日々勇太朗




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