225先物「ハチロク」の裏話|証券市場新聞

国際テクニカルアナリスト 武蔵 宗久氏

 「サポート・ライン」を注視

年初来の株式市場は大波乱を呈している。そこで昨年末の株価と2月10日の株価を比較すると、日経平均が約17%下落し、DAX(独)も約16%と大きく下落した。NYダウは約9%の下落、FTSE(英)も約9%下落している。新興国市場では、ハンセン指数(香港)は約12%下落したが、SENSEX(印)は8%の下落、ボベスパ(ブラジル)は約7%の下落に留まった。特に日本とドイツの株式市場の下落が目立っている。

今回の急落から、アベノミクス相場が終了したのかどうかを検証した。安倍政権が発足した12年12月26日の日経平均は1万230円。その後、株価は13年12月30日の1万6291円まで約59%上昇した。これがアベノミクス相場の第1段目の上昇。その後、14年4月14日の1万3910円まで下落し高値から約15%調整した。そして第2段目の上昇相場は、15年6月24日の2万868円まで約50%上昇した。その後、株価は下落局面を迎え現在まで高値から25%調整している。

テクニカル分析の常識からは、今回の下落相場は、あくまで第2段目の上昇相場の調整であり、次に展開する第3段目の上昇相場の底値模索であると判断する。しかし今後も株式市場が下落を続け14年10月17日の下値の「サポート・ライン」1万4532円を下回った場合および第1段目の上昇後の安値1万3910円を下回ってくるとアベノミクス相場は終了する。

証券市場新聞

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