通期上振れ期待高まる|スマレジ【取材メモ】

取材メモ|企業取材 証券市場新聞
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高収益のクラウドサービスが牽引

スマレジ(4431)は新型コロナの影響を織り込み、21年4月期通期の営業利益6億7800万円(前期比9.6%減)を見込むが、計画を超過している。4~5月に大きく落ち込んだ売上げは前年12月を上回る水準に回復、2Q累計の営業利益は3億4500万円(前年同期比34.4%減)で着地したが、通期計画に対する進捗率は50.9%となっている。

セルフレジの問い合わせが増える

前年4Qに5.8%まで低下した営業利益率は27.1%まで回復したが、収益性改善をリードしているのが粗利率8割と高収益のクラウドサービスの着実な伸び。直近で機器販売も回復しているが、クラウドサービスの売上比率が6割近くに高まり、前年同期にあった軽減税率特需の反動も吸収した。また、クリニックなどを中心に医療機関の導入が増え、飲食や観光の減少をカバーしており、電子カルテとレセプトコンピューターとの連携でアプローチを強めていく。
さらに、キャッシュレスの流れから「セルフレジの問い合わせが増えている」(会社側)としており、通期計画は上振れ期待が高まる状況。スマレジ・EC PLUGやスマレジ・アプリマーケットなど新サービスの準備も進んでいる。

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
 

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