2019年前半は大きな波乱相場に|国際テクニカルアナリスト 武蔵 宗久氏【相場展望】

225先物「ハチロク」の裏話|証券市場新聞
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トランプ相場の過去2年を検証

      
 今年の相場を展望するにあたり、過去2年のトランプ相場をNYダウで検証する。
 2017年1年目のトランプ相場は、年初19881ドルで始まり年末の24719ドルまで大きな調整場面も見られず、一本調子で4838ドル上昇した。2018年2年目のトランプ相場は、大波乱の相場展開であった。まず1月26日の26616で最高値を付けた後、約3カ月で3083ドル下落した。その後上昇に転じ9月21日に1月に高値を更新し10月3日には26828ドルの史上最高値を記録した。この時点でNYダウは、新たなマーケットに変化したかに見えた。しかし、年末にかけて、まさかの相場展開になる。10月3日の高値から、同年の安値3月23日の23533ドルを抵抗することなく一気に下回り、わずか3カ月足らずで5000ドル以上急落した。

長期波動はエリオット波動理論が復活

 この結果、NYダウにおける長期波動は、エリオット波動理論が復活することになる。現状から今年の相場は、長期上昇相場の始まりである2009年3月9日の6547ドルを起点として昨年10月3日の高値まで約9年10ヵ月の長期波動が終了し、調整相場に入って行く。そして「3年目のトランプ相場」は、前半において昨年と同様に大きな波乱相場を想定する。特に昨年のNYダウにおいて、急騰した後、短期間で大幅な調整相場を演じ、急落した後の戻りの幅が40%前後に達し、年間を通じ5回も繰り返した。昨年10月以降の急落後、12月26日には、1日で1000ドル以上戻したことからも、今年のNYダウは大波乱の幕開けになるだろう。




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