ここから買う理由探し【225先物「ハチロク」の裏話】

ハチロク225先物OP|証券市場新聞
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下値の固さ

先週の日経平均は前週比末約112円高と4週連続陽線となった。
急騰後の調整局面ではあるが5日移動平均線(2万8557円処)を割り込んでもすぐに切り返す辺りは下値の固さを物語る。

株を買えていない投資家が多い

要は2万4000円台回復からの上昇が速すぎて株を買えていない投資家が多いということだ。PERやPBRなど一般的に使われる投資尺度では説明が付きにくい状況で敢えて「買う理由」を探し株式の保有比率をあげているようだ。

ハイテク比率の高い日経平均

例えば現在東証1部銘柄で200日移動平均線を上回っているのは全体の68%だそうだ。過去アベノミクス開始直後の13年やトランプ大統領就任の17年には100%に近い状況だった。
だから、まだ上昇余地はあるのだという。今回の上昇は半導体関連やDX関連の銘柄が集中的に買われたためハイテク比率の高い日経平均は急上昇した。

海外投資家はハイテク株の業績好調は織り込んだ

この資金が出遅れてる銘柄に矛先が向かうかとなれば疑問である。13年や17年の時は企業業績の回復が明確であった。今回はまだまだ回復期待だけが先行している気がする。
その意味でも今週から始まる第3四半期の決算発表には注目したい。ハイテク関連の業績好調が相場にどの程度織り込まれているか確認したい。手口的には先週からゴールドマンサックスがNTショートのポジションを積み上げているようだ。海外投資家はハイテク株の業績好調は織り込んだと見ているようだ。

下値メドは?

チャート的には先週は下値を切り上げ上昇相場を維持している。5日線を割り込んでもすぐに回復するパターンは健在である。
下値メドは5日線(2万8557円処)一目均衡表の転換線(2万8439円処)、窓埋めの2万8349円、先週安値の2万8100円処が上げられよう。

「噴き値売り」に徹せよ

一方、上値は先週高値の2万8800円処、節目の2万9000円となろう。今年に入り転換線を下値に意識した展開が続いているので同線を大きく割って引けたときには調整が長引くと思われる。
今週は2万8100円から2万8900円を想定。今週も「噴き値売り」に徹したい。

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp




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