日米とも中央銀行の発言に注目【225先物「ハチロク」の裏話】

ハチロク225先物OP|証券市場新聞
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下げ幅の二分の一を回復

先週の日経平均は前週比末約853円高(3.0%)と3週ぶりに上昇した。
メジャーSQだったため波乱の展開も予想されたが米国の長期債の入札も波乱なく終わったことと米国の追加経済対策が議会で承認されるなどでNYダウが高値を更新、それを好感し日本株も上昇した。
3月限SQ値は2万9282円41銭で決まったが金曜日は需給のあく抜け感も加わりSQ値決定後も上昇、一時は2万9744円32銭まで続伸し下げ幅の二分の一を回復した。
下げ幅の61.8%戻しは2万9795円37銭になるためこの水準を回復してくれば全値戻りに期待は高まろう。

前半は様子見ムード

ただ、今週は16~17日に米連邦公開市場委員会(FOMC)があり18~19日に日銀金融政策決定会合がある。
FOMCでは金融政策は据え置きの見通しだが日銀金融政策決定会合ではETFの購入方法の見直しに言及する可能性が高く注目が集まっている。
そのため、今週前半は様子見ムードが漂う展開となりそうである。

調整局面は仕込み場

市場はFOMC後の金利の動向に注目しているが過去の例から見ると米国金利の上昇によって一番株価が上昇するのは日本株のようである。
理由は金利が上昇するということは世界的に景気が回復に向かっているということで日本株が一番景気敏感株のウェートが高いということ。
それに加えて米国金利の上昇により為替が円安傾向になり輸出の恩恵を受けるということらしい。金利上昇によっての調整局面は仕込み場とも言えそうである。

過剰流動性相場はまだ続く

新型コロナウィルスの変異型が猛威を奮うなかで業績相場への移行は先になりそうだが米国の追加経済対対策により過剰流動性相場はまだ続きそうである。
チャート的には高値からの下げ幅(2万406円)の半値戻しを週末に達成。25日移動平均線(2万9493円処)も抜いてきており戻り期待は高まる。
61.8%戻しの29795円を抜いてくれば30000円台回復となろう。その上は横ばいのボリンジャーバンドの+1σ(3万0120円処)意識される展開となろう。

FOMC後のあく抜け相場に期待

下値は25日移動平均線(2万9493円)、5日線(2万9147円、新値三本足の陰転値(2万9027円94銭)が意識される。
今週は2万9100円から3万0100円のレンジで底固い展開を想定する。FOMC後のあく抜け相場に期待したい。

(ハチロク)

 

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp




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