民意を無視する総裁選【225先物「ハチロク」の裏話】

ハチロク225先物OP|証券市場新聞
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コロナ後の回復シナリオに黄色信号

先週の日経平均は前週末比約1477円安と大幅安となり週足でも6週ぶりに陰線となった。
米国の債務上限問題や米国長期金利の上昇、中国恒大集団の破綻懸念、欧州のエネルギー価格の急騰、半導体などのサプライチェーン問題等々売り材料は枚挙に暇がない。要はコロナ後の世界経済の回復シナリオに黄色信号が出始めたということだろう。

安全な別の道に変える人が増えた

株価が右肩上がりで上昇時には「赤信号、みんなで渡れば怖くない」だったが上昇がとまると冷静になり危険シグナルが目につき渡るのをやめ安全な別の道に変える人が増えたということだ。
いつも先頭を突っ走ってた米国株が止まれば日本株も止まる、いつもの光景である。

海外投資家は日本は変わらないと失望

自民党総裁交代で日本の変化に賭けた海外投資家が岸田氏が総裁に決まり党役員人事を見て日本は変わらないと失望している。

11月の衆議院選挙で再び自民党が大敗の可能性も

河野氏との決戦投票で地方票は河野氏が39票で岸田氏は8票で断然河野氏を選んだ人が多かった。
地方票は民意を大きく反映しているのにそれとは違う結果となった。またもや派閥の論理で決まり国民の意見を無視した。
このことは11月の衆議院選挙で再び自民党が大敗するという可能性も出てきたということだ。
それを嫌気して海外投資家が日本株を手放しているとも思われる。

逃げた資金はなかなか戻ってこない

岸田氏は数十兆円の経済対策をすると公約しているが効果の高い経済対策でないと逃げた資金はなかなか戻ってこないだろう。

一旦は下げ止まりリバウンドが期待できる水準

相場は9月3日の菅首相退陣表明後の上昇を全て吐き出した形となった。
8月20日の安値(26954.81円)から9月14日の高値(30795.78円)までの上昇幅は約3840円。
週末の引け値は高値から半値押しの28875円を割れており一旦は下げ止まりリバウンドが期待できる水準まで下がった。

SQ週で週前半のボラティりテイは大きい

下値には200日線(28670円)、75日線(28624円)13週線(28481円)など重要な移動平均線が控える。下値模索の正念場にきてるともいえよう。
これらを割ってきた場合は一目均衡表の雲の上限(28218円)まで下落する可能性もあろう。
一方、上値は25日移動平均線(29516円)が戻りメドと思われる。今週は週末に米FOMCを控え週後半は動き低くなるが10月限SQ週であり週前半のボラティりテイは大きそうだ。

またもや戻り売りのパターン

今週は28500円から29500円を想定する。また、戻り売りのパターンに入ったと思われる。

(ハチロク)

 

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp




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