2万8000円に迫る上昇
先週の日経平均は前週末比約473円高と3週ぶりに週足陽線となった。
ここ数週間は2万7500円を挟んでもみ合いが続いていたが米国株高と137円台まで進んだ円安を好感し2万8000円に迫る上昇となった。
上値抵抗ラインを抜けてきた
金曜日はファーストリテイリングの上昇により日経平均がTOPIXに比べ上昇したがTOPIXは昨年11月の高値(2023.39)まであと2ポントまで迫っており今回の上昇はバリュー株優位は変わってない。
金曜日の上昇は昨年8月の高値を起点とする上値抵抗ラインを抜けてきたため売り方の買戻しが上昇に弾みを付けた感じはする。
FOMCで大幅利上げの可能性も?
金利上昇過程での株高には違和感もあるが市場にはコロナ禍でばら撒かれた資金がまだまだ余剰資金として滞留しているということだろう。
近頃の相場は米国の連銀理事の発言により左右されるケースが目立つがやはり注目は10日の米2月雇用統計発表だろう。
1月の雇用統計は予想外の強さだったが2月も失業率3.5%や新規雇用が30万人超とかで発表されると21日~22日の米FOMCで大幅利上げの可能性も出てくるため一気に警戒感は広がろう。
3月SQには直接大きな影響はない
パウエルFRB議長は従来から株価を下落させてもインフレを抑制すると言っていたので楽観は禁物である。
幸い発表は週末なので金曜日の3月SQには直接大きな影響はないだろう。
2万8000円を超えると動き大きくなる
今週はメジャーSQ週なのでポジション調整を巻き込んで相場が動きやすい週となる。
先週の流れからすると2万8000円を超えてくるとコール売りのヘッジ買いが入る可能性もあり動きが大きくなりそうである。
チャートではもみ合い離れとなっている一段高が期待されるところであるがSQ値決定後の雇用統計警戒売りにも注意したい。
今週は2万7500円~2万8400円を想定する。
(ハチロク)
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