動かぬ日銀【225先物「ハチロク」の裏話】

ハチロク225先物OP|証券市場新聞
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年内の高値更新は難しい?

先週の日経平均は前週末比約198円高と2週連続で陽線となった。
注目の日銀金融政策決定会合では市場の警戒とは裏腹に「現状維持」の発表だった。
これを受けて警戒でショートしていた投資家が買戻し2日間で瞬間約1000円強上昇したが11月20日の高値寸前で止まりその後失速した。NY市場が9連騰するなど海外環境もよかったのにこのタイミングで高値を抜けなかったことは年内の高値更新は難しそうだ。

総裁としての自覚に欠ける

植田総裁が国会で発言した「年末から来年にかけて一段とチャレンジングな状況になる」といった意味は一体何だったんだろうか。
深く考えずに発言していたのなら総裁としての自覚に欠ける。
国会という公の場で発言してしているのだから誰もが市場の反応を伺う「地ならし」と受け止めるであろう。
市場もそのつもりで円高に反応していた。
市場の反応を伺うだけで実行しないとなれば海外投資家から見れば日銀の本意がわからず本腰を入れて日本株を買うのを避けることになりかねない。
これで次の1月22日~23日に行われる日銀金融政策決定会合でまた波乱の可能性も出てきた。

円高で潤う内需株中心の物色

当面は円高で潤う内需株中心の物色となりそうだ。
今週は年内最終の週となる。税金対策で損だし売買も増えそうで上値も重そうである。

「アイランドリバーサル」状態

日経平均チャートでは戻り高値から窓(3万3467円93銭~3万3337円84銭)を開けて下落し「アイランドリバーサル」状態にある。
相場の転換時に起こる現象であり早晩この窓を埋めないと売りに拍車がかかりそうである。
現状は25日移動平均線(3万3172円処)が意識され3万3000円前後では買いが入ってきており抵抗ラインとなっている。
割れてくると75日移動平均線(3万2470円処)まで調整する可能性もあろう。

方向感の無い展開

今週はクリスマス休暇に入っている海外投資家が多く方向感の無い展開になると思われ指数より個別株物色優位になろう。
今週のレンジは3万2600円から3万3600円を想定する。

 

(ハチロク)

 

 

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