周期的には今週前半に一旦高値も
「選挙前は相場が高い」とのアノマリーもあり先週は高値を更新する確りとした相場展開であった。
信用取引の売り方の評価損率が▼15%を越えてくるなどまさしく売り方の締め上げ相場である。先週の日中取引は寄ってからの値幅が100円未満の日が多くじり高傾向が続いた。
売り仕掛けは外人投資家が主流であるが選挙前で政治体制がどうなるか判らないうちは買いも売りも仕掛けにくいといったところだろう。
9月最終週の投資家別株式売買動向では外国人投資家は10週ぶりに株式を買い越したようである。
北朝鮮リスクで日本株を断続的にポジション調整していたがこの上昇により「持たざるリスク」も意識され始めたかもしれない。
個人投資家は相変わらず売り越しとなっているが経験則から言えば個人投資家が買い越しに転じた時に相場の目先的な天井を打つケースが多く動向を見守りたい。
チャート的には5月の高値2万0868円を目指す展開となっている。ストキャストはファースト、スローとも90%以上であり高値警戒感を示しているがMACDは陽転継続、騰落レシオも119%台と上昇が続いている割には過熱感がない。25日移動平均線乖離率も3%程度であり5月の高値を付けた時が5.5%であったことを考えると警戒感は低い。
ただ、高値安値の周期を考えると今週の前半に一旦高値を付け調整に入る可能性もあるので動きに注目である。(ハチロク)