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米国債金利上昇は見込めないとの思惑
先週の日経平均先物は12日に1日の高値を抜き2万2970円の高値を付けたがその後は失速し4日連続マイナスとなった。
FOMCの結果が「来年の利上げが3回程度」と事前の予想通りとなり急激な米国債の金利上昇は見込めないとの思惑から円高方向に振れたのもひとつの要因であろう。
クリスマス休暇を控えた外国人投資家の売り
しかし、例年12月の中旬はクリスマス休暇を控えた外国人投資家の売りが出易い時期ではある。
東証が発表した投資部門別株式売買動向は外国人投資家は12月第1週で2168億円売り越しており4週連続の売り越しとなっている。
おそらくこの傾向は先週も続いていると思われる。一方、個人投資家も2週連続で売り越しであった。
損切りや評価価格変えの取引も
今年は日経平均で約3500円上昇しておりパフォーマンスの良かった年であろう。税金の絡みで含み損を抱えてる銘柄の損切りや評価価格変えの取引が出ている可能性も高い。
今週と来週はこのような取引が多いと思われ全体としては模様眺めの動きとなろう。
目先の上値と下値メドは?
チャートでは11月16日と12月7日の安値を結んだ抵抗ラインは2万2200円処、新値3本足の陰転値が2万2177円01銭なのでこの辺りが目先に下値メドと思われる。
一方、上値は直近高値からの上値抵抗ラインが2万2850円処でありこのラインを抜けてくると年末に2万3000円台は期待できよう。
引け値で12月SQ値回復が重要
12月のSQ値は2万2590円66銭であり、まずは引け値でSQ値を回復することが重要になってくる。
休みに入る外国人投資家が多いということを考えれば今週は方向感の出にくい上値の重い展開となると思われる。(ハチロク)
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