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買われる銘柄が限られ指数だけ上昇
IMFによると米中貿易摩擦により世界経済をGDPベースで0.5%押し下げると報告している。
日本に関しては0.6%のマイナスと発表しているがその発表にも関わらず先週の日経平均は戻り歩調を強め18日には2万2949円32銭を付けた。
7月5日の安値2万1462円95銭から約1500円戻したことになる。ただ、これだけ上昇しても騰落レシオは82%で過熱感はない。買われる銘柄が限られ指数だけ上昇している証左である。
「割高」とされる銘柄が更に買われる相場
同じ業種で割高銘柄を売って割安銘柄を買う「ロングショート」を組んでいるディーラーが全く稼げなくなったと嘆いていたが「割高」とされる銘柄が更に買われる相場のようである。また、出来高が少ない状態での戻りであったため急落にも注意が必要である。
一旦は調整が入り易い状況
この戻り過程で6月の高値を抜けてこないと「三尊天井」となる可能性が高い。テクニカル的にもストキャスティクスは82%と「買われすぎ」の状態にあり一旦は調整が入り易い状況にはある。
下値のメドは?
下値のメドは今回の上昇幅の38.2%押しの2万2381円、転換線の2万2300円処、この水準には25日移動平均線や75日移動平均線があり強い支持ラインとなろう。
また、7月12日(2万2233円52銭)から13日(2万2316円52銭)に窓が開いておりこれを埋めに行くことも十分考えられる。
海外の材料で大きく動く可能性は高い
金曜日には人民元安により一時相場が乱高下する場面もあったが今週も海外の材料で大きく動く可能性は高い。今週は2万2200円から2万3000円の範囲で上値は重たくなりそうである。(ハチロク)
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