「too little too late!(やること小さいし遅すぎる)」【225先物「ハチロク」の裏話】

ハチロク225先物OP|証券市場新聞
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調整ともとれるが上値は重い

 先週の日経平均は週間で▼1569円(▼8.1%)となった。
 その前の週が約2800円上昇していたので調整ともとれるが上値は重たそうだ。
 31日にはETFの配当再投資分の買いや期末特有のドレッシング買いも入り1万9336円まで上昇したが4月に入ると特需買いがなくなり下落、さらに3月には一日約2000憶円を買っていた日銀のETF買いが約1200億円にペースダウンしたため失望売りも重なったようである。

現金給付内容に落胆する人も多い

 感染拡大のピッチが進む新型コロナウィルスに翻弄されている市場だが今週はいつ日本が「非常事態宣言」を出すのか、また政府の言う「過去最大の緊急対策」の内容に関心は集まろう。
 現在言われているのは住民税非課税世帯や所得が約5割程度減った世帯に申告すれば1世帯30万円支給するというものが主軸になりそうである。
 全国5800万世帯のうち約1000万世帯が対象になると言われているが米国の全国民に一人当たり現金約13万円や香港の14万円、韓国の約8万6000円などの発表の後では落胆する人も多いだろう。

「非常事態宣言」を発令したとしても経済が疲弊するだけ

 安倍首相の「過去に例のない最大の対策」と散々言っておいて「マスク2枚配布」となりその次がこの対策である。マスク2枚配布なんて首相の口から言ってほしくない内容である。
 国民が危惧しているのはやはり「医療崩壊」であるのでその対応が万全であるための行動を第一に考え、もっと安心できる情報を発信してほしい。
 今は国民の恐怖心理を煽って煽って自粛を求めているだけで感染者を犯罪者のように扱うのもどうかと思う。
 こんな対策ばっかりだと法的効力の薄い「非常事態宣言」を発令したとしても経済が疲弊するだけでなにも変わらないように思われる。

今回の対応次第では自民党は崩壊する

 リーマンショック時に日本に対してよく言われていた「too little too late(やること小さいし遅すぎる)」を思い出した。結局日本は何も変わってない。
 今回の対応次第では国民の反感を買い、自民党は崩壊する可能性すらでてきたと思われる。

3月24日の窓埋めを試す展開も

 株価は今回の対応策の詳細によっては失望売りがでて3月24日の窓埋め(1万7049円03円)を試す展開も想定できよう。
 日銀のETF買いにより大崩れはないと思われるが25日移動平均線(1万8932円処)が上値の抵抗ラインとなりそうである。
 レンジは1万6800円から1万9000円、戻り売りで対応したい。

(ハチロク)




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