注射器や予約システムなどで注目
欧米に比べて遅れていた日本のワクチン接種は、東京や大阪での大規模接種会場設置など国や自治体の取り組みが加速化してきたことで65歳以上の高齢者から5月に入って本格的に動きだしてきた。現状では初動段階とうこともあり、様々なトラブルが発生しているものの、政府は全国民へのワクチン接種へ向けて並々ならぬ意欲を見せており、注射器や予約システムなどを含めてワクチン接種をサポートする企業の貢献が改めて注目されることになりそうだ。
政府はワクチンの供給と接種体制の強化を急ぐ
新型コロナワクチンについては既に2月17日から医療従事者等の先行・優先接種が始まっており、高齢者(約3600万人)の優先接種は4月12日から開始、5月に入ってからは防衛省の協力のもと東京と大阪に新型コロナウイルスワクチン大規模接種センターが開設された。政府は、全高齢者3600万人のうち、希望者への接種を7月末に完了させるため、1日100万回接種の実現を目指す方針。現状では目標達成へのハードルは高いが、政府はワクチンの供給と接種体制の強化を急いでいる。
エムスリーは集客や採用をサポート
エムスリー(2413)は接種体制の構築に対して困っている自治体や医療機関に、医療従事者(主に医師、薬剤師、看護師)の集客、採用をサポートするサービスを行っている。
注射器はニプロ
ニプロ(8086)は米ファイザー製のワクチン1瓶から6回接種できる注射器と、7回接種できる製品をそれぞれ、5000万本ずつ生産できる体制を進めていえう。
サイボウズは登録バックエンド
サイボウズ(4476)は東京都からの受託事業者により構築された受付フォームを経由して、データが登録されるバックエンドとして、「kintone(キントーン)」が採用されている。
AI inside接種管理業務を効率化
AI inside(4488)は、自治体のワクチン接種管理業務を効率化するAI-OCR「DX Suite」を活用したソリューションを提供している。
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
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