3月期決算発表が本格化【話題のテーマと狙える銘柄】

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半導体関連企業の次期予想は?

5月7日のゴールデンウイーク(GW)明けと共に3月期企業の決算発表が本格化する。海外企業では既にオランダのASMLや台湾のTSMCの決算が発表され、これらの内容を受けて半導体関連企業が大きく値を崩した。国内でも指数の上昇を牽引したこれらハイテク企業の今後の見通しが注目されるうえ、物色範囲の拡大という意味では自動車大手や設備投資、内需を含めて幅広い業種で次期に業績が予想される企業を探すことになりそうだ。注目企業をピックアップした。

まずはレーザーテックを注視!

GW前では3月期企業ではないが、4月30日に発表されるレーザーテック(6920)の24年6月期第3四半期累計決算が注目されよう。既に1月31日に通期の連結営業利益で640億円から670億円(前期比7.6%増)へ上方修正されている。特に注目されるのがEUV露光装置のTSMC向け需要で、この伸びが市場予想より鈍化すればネガティブ視される可能性がありそうだ。

トヨタ自はHV好調

GW明けでは5月8日にトヨタ自動車(7203)、9日に日産自動車(7201)が続く。トヨタはグループ不正による生産台数への影響はあるものの、ハイブリッド車の世界的な好調は続きそうだ。日産自は既に4月19日に販売台数減で24年3月期予想を下方修正している。次期に関して販売台数増を図るべく具体的な戦略を示さないと再度、株価も下方リスクが伴う。

ソフトバンクGはアーム社が鍵

ゲームでは7日の任天堂(7974)、9日のカプコン(9697)、13日のスクウェア・エニックス・ホールディングス(9684)と続く。任天堂は次世代ゲーム機の動向が注目され、カプコンはダウンロード販売の好調が続く。
傘下に半導体大手のアーム社を持つソフトバンクグループ(9984)は5月13日、海運では商船三井(9104)が4月30日、日本郵船(9101)は5月8日に発表を予定している。

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp

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