ABEJAを皮切りにスタート
6月13日のABEJA(5574)を皮切りに夏のIPOシーズンがスタートする。東京市場は半導体を筆頭に国際有料株への一極集中で日経平均がバブル後高値を更新しているが、その一方でグロース銘柄は冴えない状況となっている。そんな一極集中を打破する意味でも成長期待が高いIPOが活躍すれば、グロース銘柄見直しの突破口となりそうだ。初値形成後のスピード調整場面でのセカンダリーで狙うのも投資妙味が高く、注目銘柄をピックアップしてみた。
AIやDX関連に注目
現時点でABEJAから7月7日のグリッド(5582)まで21銘柄のIPOが予定されている。ニューヨーク市場ではAI需要による意欲的な計画を発表したエヌビディアに刺激され、半導体関連が東京市場でも賑わったが、今回のIPOでもAIやDXを展開する銘柄が注目を集めることは間違いない。ABEJAはDXプラットフォーム「ABEJA Platform」を基盤として顧客企業のDXを総合的に支援、6月23日公開のARアドバンストテクノロジ(5578)はクラウド技術とデータ・AI活用によるDXソリューションを展開、6月22日のアイデミー(5577)はAI/DXに関するプロダクト・ソリューションを展開する。春のIPOから1カ月半ぶりとなるABEJAはある程度の高初値となりそうで、ARアドバンストテクノロジとアイデミーも話題性から好スタートが期待できそう。
ブリッジコンサルは高初値?
今回のIPOで最も人気を集めそうなのが、6月26日のブリッジコンサルティンググループ(9225)。約3800名の公認会計士などが登録しているワーキングプラットフォーム「会計士.job」を運営、IPOを目指す企業に最適な会計士を紹介するなど企業支援でも評価は高く、高初値が期待できそうだ。
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