1年で最も盛り上がる商戦
今年も11月下旬に入り名実ともにクリスマス商戦がスタートした。昨年までの数年間はコロナ禍の影響で自粛ムードが蔓延していたが、今年は経済活動が正常化する中で、1年で最も盛り上がる商戦として改めて関心が高まっている。米国はもとより、国内でも年末年始の正月商戦へ向けて例年以上にクリスマスイベントを強化する動きにあり、人気商品を扱う企業や小売りセクター、インバウンドに絡む企業を含めて年末消費に関連する銘柄は個別で注目してきたい。
ブラックフライデーから商戦に突入
米国では、サンクスギビング(感謝祭)である11月第4木曜日の翌日である金曜日がブラックフライデーと言われ、ここから名実ともにクリスマス商戦に突入、伝統的にこの時期から、スーパーや百貨店、ショッピングモールなどで大々的にセールを行う。ブラックフライデーは日本では定着していないが、この時期にテーマーパークがクリスマスイベントを始めることに軌を一にして商戦が盛り上がりを見せてくる。
任天堂は新作ソフト
クリスマスでの人気商品と言えばゲーム機。任天堂(7974)は既に24年3月期の通期予想を上方修正しているが、「Nintendo Switch」向けでは11月17日に「スーパーマリオRPG」を発売しており、新作ソフトの動向次第では更なる上乗せが期待される。
OLCや高島屋
今年は経済正常化に伴いクリスマスシーズンには外国人観光客の増加も期待される。オリエンタルランド(4661)が運営する東京ディズニーランド・シーのクリスマスイベントには多くの来場者が期待される。
高島屋(8233)、J.フロント リテイリング(3086)三越伊勢丹ホールディングス(3099)などの百貨店や帝国ホテル(9708)、ロイヤルホテル(9713)、ワシントンホテル(4691)などのホテル関連も注目。
株式市場新聞 marketpress.jp 株式ニュースと話題の銘柄
コメント