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商業・事業施設が牽引
大和ハウス工業（１９２５）は貸家やマンション、工場、店舗の減少で建設市場が前年実績を割り込むなど、事業環境に厳しさが増すなか、予想を上回る快進撃を続けている。
好業績を牽引しているのはかねてから積極的な投資を行ってきた商業・事業施設で、賃貸住宅の落ち込みをカバーして、２０年３月期第２四半期は連結売上高２兆１７９３億円（前年同期比９．９％増）、営業利益２０９３憶円（同１０．４％増）と過去最高業績を更新。通期予想を売上高４兆２５００億円から４兆３５００億円（前期比５．０％増）、営業利益３７８０億円から３８３０億円（同２．９％増）へ上方修正した。
マルチ型物流施設拡大見込む
建築基準不適合問題や消費税率引き上げの影響なども加味して賃貸住宅の見通しを引き下げる一方、商業・事業施設を増額。ネット通販市場拡大に伴う３ＰＬ（サードパーティー・ロジスティクス）ニーズに対応したマルチ型物流施設を中心に一段の拡大を見込んでおり、事業ラインに乗る土地取得が順調に進んでいることから「未稼働施設の収益化を急ぐ」（会社側）構え。通期は一段の上振れも期待できそうだ。
by 株価チャート「ストチャ」
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