株式市場新聞WEB版2023年7月10日号

2023/7/10月曜日

一段の下落なら?

6月のADP雇用統計では雇用者数が大幅増加、6月雇用統計は雇用者数こそ予想に届かなかったものの、平均時給の伸び率が予想を上回ったことを受けて、インフレ鈍化までには時間がかかるとの見方が支配的になった。これを受けてFRBによる金融引き締めへの過度な警戒からニューヨーク市場の調整色が強まっている。ナスダック指数は25日線を割らずに推移しているものの、ダウは25日線を早々に割り込み50日線に接近しており、この水準を割り込むと下値警戒から東京市場へも少なからず影響を受けることになりそうだ。

政府は日本の人口減少を止めて将来的に増加させる政策を打ち出すことだ。日本の人口約1億2000万人が2070年には約8700万人まで減少すると予想されている。

年後半へ折り返しとなった先週の東京株式市場は大幅反落となりました。週初に日経平均は上放れスタートとなりましたが、そこから4連敗し、週足ローソク足は前週の陽線を陰線で包む陰線包み足となりました。最高値圏での陰線包み足となったことで、調整局面入りを示唆します。

前週の東京市場は反落しました。日経平均は前の週から800円下落しています。米国株高や日銀短観が良好な内容だったことから週明けこそ500円を超える大幅高で年初来安値を更新したものの、火曜日からは4日続落し週末には今回の急騰相場が始った4月上旬から一度も下回ることのなかった25日線を割り込んできました。ETF分配金捻出売りが上値を重くすることは事前に予測されていましたが、米経済指標が予想以上に強く、米長期金利が上昇したことが痛手になりました。

チャートから読む騰落銘柄

NTT(9432)

りそなHD(8306)

1対25株の大幅株式分割後、換金売りに押されていたが、週末7日は25日線や50日線割れとともに押し目買いの動き強まる。急速な戻りは期待薄ながら165円割れ近辺なら拾う価値はありそうだ。

5月26日の624.1円を底に上昇基調継続で、金融株の中では一際強い動き。7月31日付で1535万株の自己株償却を実施予定で、日銀のイールドカーブコントロール修正観測も下支えしそう。

 動意銘柄

ソシオN
下げ止まる

ソシオネクストが前日のストップ安売り気配から寄り付き反発の動き。5日取引終了後、1262万4800株の株式売出を発表したことで、需給悪化を懸念した売りが殺到したが、5月下旬の水準にまで売り叩かれたことで値ごろ感からの買い戻しの動き。富士通、パナソニック ホールディングス、日本政策投資銀行が保有する全株式で、発行済み株式数の37.5%に達するが、売却先は海外機関投資家であることから直接的な需給悪化要因にはならないとの指摘もある。売却価格は11日から13日までに決定することから価格決定でアク抜けになる可能性も。

わらべや
が急伸

わらべや日洋ホールディングスが急伸。同社は6日の取引終了後、24年2月期の第1四半期(3月~5月)決算を発表、連結営業利益で前年同期比39.9%増の23億6900万円となったことが好感された。新型コロナウイルス感染症による悪化影響からの回復が進み、商品規格の見直しなどが寄与した。

トーセ
が急落

トーセが急落。同社は6日の取引終了後、23年8月期の業績予想の修正を発表、連結売上高で62億5600万円から59億円(前期比4.2%増)へ、営業利益で5億8000万円から5億円(同6.5%増)へ下方修正した。開発が本格化して稼働が高まっていた案件の中止や、受注を想定していた案件の見直し等が影響している。

大黒天
が新値

大黒天物産が続騰、年初来高値を更新した。前日取引終了後に発表した23年5月期の連結決算は、営業利益44億9700万円(前の期比47.3%減)と大幅減益ながら、従来予想の39億2300万円を大きく上回り、24年5月期は61億円(前期比35.6%)と大幅増益を見込んだことが好感された。経済活動の制限緩和により客足が回復するなか、15店舗の新規出店、6店舗の既存店改装効果が表面化する。

オンワードHD
がS高

オンワードホールディングスがストップ高。同社は6日の取引終了後、24年2月期の業績予想の修正を発表、連結売上高で1850億円から1888億円(前期比7.2%増)へ、営業利益で70億円から100億円(同91.8%増)へ上方修正した。顧客本位の商品開発と販売サービスの強化に注力した結果、23区、五大陸、チャコット、ペットパラダイスなどの主力ブランドが、引き続き好調に推移した。

ディスコ
が3日続落

ディスコが3日続落。同社は6日の取引終了後、24年3月期第1四半期(4~6月)速報を発表、個別売上高で前年同期比9.7%減の441億円となったことが嫌気された。

先週は週末にETFの分配金捻出のための売却が予定されていたので週末に上値が重くなるのは想定されたが思った以上の下げ幅であった。
このまま6月27日の安値(3万2306円99銭)を割れてくると6月16日の高値(3万3772円76銭と7月3日の高値(3万3762円81銭)で二番天井を形成することになる。

イーロン・マスク氏が経営権を取得してからツィッターが何かと話題になっている。普段は自社の宣伝用と個人用途で何気なく利用しているが、数週間前に突然利用ができなくなる事態に陥り、悪い意味で関心を持ち始めてしまった。

編集後記

改めてスーパーで買い物をしていると物価高を実感するが、その象徴がカップ麺。カップヌードルなどのナショナルブランドは当然ながら、割安だったプライベートブランドでも100円を切る製品が少なくなった。この物価高も一時的でないとなると、日銀がいつまで大規模緩和を続けれるのかが疑問になってくる。先進国で唯一の緩和を続けてきた日銀が政策変更となれば相場の流れも変わってくるかもしれない。緊張感をもって臨みたい。

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