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反発し後場上げ幅広げる
9日の東京市場は反発、日経平均は57円高です。前日の米株市場でダウが続伸する一方、ナスダックは下落するなどまちまちの動きで、前場は朝高のあと下げに転じるなど、前日終値を挟んで方向感なく揉み合っていました。ただ、後場に入ると時間外の米株価指数先物がじり高となり、中国政府系ファンドが中国本土株の購入に動き相場を下支えしていると伝わったことも安心感を誘い、上げ幅を広げています。
米金利動向への警戒は解けず
景気敏感株が幅広く買われ、東証1部の値上がり銘柄数は1848と9割近くを占め、米ハイテク株安を受け売られていた半導体や電子部品、新興市場のグロース株も後場は下げ幅を縮める底堅い展開になりました。もっとも、米国では10日に10年債、11日には30年債入札、また、10日には2月の米消費者物価指数の発表が予定されており、米金利動向への警戒を解くことはできません。
三櫻工は後場一段高
きょうもバリュー系大型株中心の展開で、推奨銘柄に大きな動きはありませんでしたが、前場に追撃買いを入れた三櫻工<6584>が後場一段高で、25日線を下値に切り返してきたオハラ<5218>にも追撃買いを入れました。米長期金利をにらみながらの慎重姿勢ではありますが、中小型株にも調整一巡感から出直りの兆しを見せる銘柄が増えており、押し目買いのタイミングを計る考えです。
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
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