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景気敏感株買い戻され反発
15日の東証市場は小幅反発にとどまりました。日経平均は21円高です。前日の米株市場はまちまちでしたが、好決算を受けて金融株が買われダウが上昇したことから、東京市場でも景気敏感株を中心に買いが優勢になりました。前場は時間外の米株価指数先物高を支えにインデックス主導で一時160円超に上昇しています。ただ、国内感染への警戒感が強く上値の買いは手控えられ、後場は小高い水準で膠着感を強めました。
ポジション調整の売り続く
鉄鋼や海運、銀行など景気敏感株に買戻しが広がり、全般底堅く推移しましたが、米長期金利上昇を嫌気したハイテク株安の流れを引き継いで半導体関連などが売られ上値を重くしています。株価は今後の収益回復を相当に織り込んでいるのでしょう。手がかり材料難のなか3月期決算発表を前にしたポジション調整の売りが続いており、好業績観測を手掛かりに上昇を続けてきた銘柄の動きが鈍く、値を崩すケースも散見されました。
東映アニメの利益確定
高値圏にある銘柄を中心に引き続き手持ちの整理を進めており、きょうは東映アニメ<4816>の利益、メルコ<6676>の損益を確定するとともに、中国工<5974>とオムロン<6645>を損切りしました。決算への反応は内容が良くても出尽し感から売られる銘柄の一方で、好決算発表を契機に上昇を続ける銘柄も少なくありません。売買の判断は決算と株価の反応を確認してからで、一旦キャッシュポジションを高め、3月期決算発表に備えたいと思います。
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
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