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方向感乏しいが底堅い
週明け26日の東京市場は反発しました。日経平均は105円高です。薄商いに方向感は乏しいものの、底堅さは意識されました。前週末の米国株高を受け、買い先行で始まったあとは国政3選挙で自民党が全敗したことは重石になり、一旦下げに転じましたが、時間外の米株価指数先物高やアジア株が堅調に推移していることをフォローにプラスに浮上し、後場は強含んで推移しています。
模様眺め気分の強い展開続く
緊急事態宣言発出によるアク抜け感から空運や陸運など景気敏感株の一角が買われ、半導体関連などもしっかりでした。もっとも、主要企業の決算発表を見極めたいとして積極的な買いは入らず、東証1部の売買代金は2兆強にとどっています。ゴールデンウイークが接近しているうえ、28日にはFOMCの結果発表、パウエル企業の会見を控え、持ち高を一方向に傾ける状況になく、明日以降も模様眺め気分の強い展開が続きそうです。
決算と反応確認してから
主要企業については期待先行で上昇してきた反動で、決算発表でいったん出尽しになるケースが目立っており、きょうは前期大幅増益も今期予想を開示しなかったエムスリーが大幅安に売られました。ただ、決算発表後も大きく買い進まれる銘柄も少なくなく、投資判断は決算の内容と株価の反応を確認してからで遅くありません。また、直近IPOは業績観測が株価に織り込まれていないと考えられ、オキサイド<6521>、QDレーザ<6613>、シキノハイ<6614>の半導体関連3銘柄と2月期期決算でスピード調整一巡から出直ってきたダイセキ<9793>に追撃買いを入れました。
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
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