後場持ち直し反発
週明け30日の東京市場は反発しました。パウエルFRB議長はジャクソンホールでの講演でテーパリングの年内開始を示唆する一方、早期の利上げには慎重な姿勢を強調したことから、前週末の米株市場で主要株価指数が揃って上昇した流れを引き継ぎました。2万8000円に接近すると戻り売り圧力が強く、朝高のあとは値を消す動きで、一時前週末終値水準まで押し戻されましたが、後場はアジア株高を支えに持ち直しています。
マザーズ指数が後場一段高
今週は米雇用統計など重要経済指標の発表が多く上値の買いは手控えられましたが、鉄鋼、海運、非鉄など市況関連が買われ、東証1部の値上がり銘柄数は1853と8割を超えました。また、レーザーテックが6連騰で最高値をうかがう強い動きを見せ、マザーズ指数が後場一段高で中小型に大幅高に買われる銘柄が目立っています。
HOYAが最高値うかがう
推奨銘柄ではHOYA<7741>が切り返し最高値をうかがう動きで、オキサイド<6521>は急反発、ダイセキ<9793>や味の素<2802>やマクニカ富士<3132>も堅調でした。前場に追撃買いを入れたブレインズテク<4075>が後場一段高となり、後場は日本電解<5759>とステムセル研<7096>を買い直しています。引き続き売り込まれた中小型好業績株の切り返しを狙う方針ですが、上値抵抗ラインや需給動向を確認しながらより値幅が取れる銘柄を選別したい考えです。
花咲 翁
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
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