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反落も下げ渋る
31日の東京市場は大幅に続伸しました。日経平均は300円高と2万8000円台を回復し1カ月半ぶりの高値水準に浮上しています。前日の米株市場はまちまちの動きでダウが安かったことから陸運や空運、金融株の景気敏感株の一角が売られ反落して始まりました。ただ、朝方に190円近くに下落したあとは下げ渋り、後場に入ると上昇に転じ先物主導で上げ幅を広げました。
中小型株も強い動き
菅政権が新型コロナに関する経済対策の取りまとめを指示したことが蒸し返され、月末安アノマリーを意識して売っていた向きの買い戻しを誘ったようです。ソフトバンクやファストリなど指数寄与度の高い値嵩株が上げ幅を広げ、海運や鉄鋼の市況関連も引き続き堅調に推移、米ハイテク株高を受けレーザーテックが7連騰で最高値を更新しました。マザーズ指数やジャスダック平均も後場一段高で、中小型株も強い動きを見せています。
HOYAが最高値
推奨銘柄ではHOYA<7741>が最高値を更新、スマレジ<4431>は反発に転じ、味の素<2802>や村田製作<6981>もしっかりでした。きょうはQDレーザ<6613>を利益確定、マクニカ富士<3132>はナンピンと併せて損益を確定する一方、ブレインズテク<4075>とシキノハイテク<6614>、ステムセル研<7096>に追撃買いを入れています。全般上値の壁を突破したことで出遅れ修正が進むと考えられ、引き続き売り込まれた好業績銘柄の出直りを狙う考えで、需給や上値抵抗帯を確認しながら、より値幅が取れそうな銘柄をチョイスしたいと思います。
花咲 翁
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
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