リスク回避の売りに3万円割れ
29日の東京市場は大幅に3日続落しました。日経平均639円安と4営業日ぶりに3万円大台を割り込んでいます。米債務上限問題が警戒されるなか、米長期金利の上昇を嫌気して前日の米国株が大幅に下落した流れを引き継ぎ、リスク回避売りが広がりました。後場に入ると自民党総裁選開票結果への思惑から一時850円超に下げ幅を広げています。
大幅安も自律調整の域
ただ、大引けにかけては下げ渋り、25日線を維持しました。大幅安ながら自律調整の域にとどまっており、上昇基調は崩れていません。ただ、米金利が落ち着くまでは積極的な買いは入れづらく、全般は上値の重い状況が続くでしょう。中国では大手不動産のデフォルトに加え、電力問題も浮上しています。
ダイセキ、ダイセキSが上げに転じる
大型株に対して中小型株の下げは幅は小さく、推奨銘柄はダイセキ<9793>、ダイセキS<1712>が大引けにかけ上げに転じ、日本電解<5759>やオキサイド<6521>、ステムセル研<7096>も底堅く推移しました。ただ、JMDC<4483>やHOYA<7741>、JTOWER<4485>など強調トレンドを続けていた銘柄が25日線割れまで売り込まれており、あすの動き次第では一旦損益を確定しなければならないと考えています。
花咲 翁
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
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