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大幅7日続伸し2万8000円回復
23日の東京市場は大幅に7日続伸しました。日経平均は816円高で約2カ月ぶりに2万8000円台を回復しています。前日の欧米株が高く、3月末権利取りの買いに短期筋の先物へのショートカバーが加速、リスクオンの流れがさらに強まりました。高寄りのあとも上げ幅を広げ、後場もじり高歩調できょうの高値圏で引けています。
円安による収益上振れを意識
米長期金利が急上昇しているにもかかわらず、ハイテク株が買われたことで、東証1部の値上がり銘柄数は1940と9割近くを占めるほぼ全面高商状になりました。先物主導の上昇ながら円安進行に伴う外需企業の収益上振れも意識されているようで、予想以上に強い動きです。前日は伸び悩んだ中小型株も大幅に上昇する銘柄が目立ち、マザーズ指数は急反発しました。
出遅れ銘柄中心に追撃買い
一本調子の上昇が続いており、目先はスピード調整もありそうですが、3月期末権利取りと配当の再投資期待から下値は堅く、当面は買い優勢の展開が続くでしょう。きょうは日本電解<5759>、オキサイド<6521>、シキノハイテク<6614>など新興銘柄やレーザーテック<6920>など安値圏から持ち直してきた出遅れ銘柄を中心に追撃買いを入れました。
花咲 翁
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
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