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週末大幅安で前半の上昇分をほぼ帳消し
前週の東京市場は小幅に続伸しました。日経平均は週間で94円上昇しています。市場予想を上回る決算発表を手掛かりに米国株が大幅に上昇したことを受け、週初大幅高で2万7600円台に乗せました。米国株が11月FOMCの結果発表前まで落ち着いた動きだったことから休日前の2日までは堅調に推移しましたが、週末はFOMCが売り材料になり、週前半の上昇分をほぼ帳消しにしする大幅安で週足は陰線を引いています。
米国株の持ち直しが焦点
FOMCの結果は次回12月の利上げ幅縮小が示唆されたものの、引き締めの打ち止めの時期が見えず、トータルタカ派との受け止めで、長期金利上昇し米国株が大幅に下落しました。週明けはこれを機に米国株が崩れるのか、持ち直すのかが焦点になるでしょう。米国では10日に10月消費者物価指数(CPI)の発表を控え、その前の8日には中間選挙があります。ただ、決算発表を手掛かりにした個別株物色は活発で、米国株の動向を確認しながら、チェックした好決算銘柄と動きの出ているIPO関連の買い場を探る方針です。
花咲 翁
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
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