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欧米株安受け大幅反落
週明け20日の東京市場は大幅に反落しました。日経平均は388円安で約2カ月ぶりに2万7000円を割り込んでいます。欧米株が安く買いが手控えられるなか、次第に売り圧力が強まりました。UBSによるクレディ・スイスの買収で不安心理が和らぎ、朝方こそ小幅に上昇する場面がありましたが、金融システム不安が景気に与える悪影響が警戒され、前場中盤からじり安となり、あすが休場で押し目買いも入りにくく、後場は一段安できょうの安値で引けました。
逆行高2銘柄への買いにとどめる
個別にも伸び悩む銘柄が目立ち、プライム市場の値下がり銘柄数は前引け段階の1606から大引けでは1723に増え、87%を占める全面安商状になりました。マザーズ指数の下落率は4%を超え、中小型株に大幅に下落する銘柄が目立っています。推奨銘柄も基調が崩れたわけではありませんが、ほとんどが軟調に推移しており、きょうはFIXER<5129>とスマートD<5137>の逆行高2銘柄への買いにとどめました。
グロース株物色は持続せず
きょうはグロース株物色は持続せず、前週末の上昇分を帳消しにしてしまいました。ただ、21~22日に開催されるFOMCでは利上げ幅拡大は難しく、無難に通過、むしろ支援材料になる可能性もあると見ています。FOMCの結果が出る23日までは方向感は定まりそうにありませんが、マークしている銘柄の動きをチェックして次の展開の備えたいと思います。
花咲 翁
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
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