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世界景気減速懸念で全面安
18日の東京市場は大幅に反落しました。日経平均は391円安です。世界景気の減速懸念で欧米株が下落した流れを引き継ぎ、リスク回避の売りが優勢になりました。米長期金利急低下を受けた円高ドル安も重しになり、日経平均は一時400円安に売り込まれ、東証1部の値下がり銘柄数は1982と全体の94%強を占める全面安商状です。時間外の米株価指数先物が上昇していることから、前引けにかけ下げ渋りましたが、あすまで開催されているFOMCの結果が気になるようで、後場は再び下げ幅を広げました。
短期的な突っ込み警戒感
FOMCに加え、あすにソフトバンクの超大型上場を控え、きょうのところは様子を見守るしかなかったでしょう。ただ、日経平均はフシ目の2万1000円をキープしており、短期的な突っ込み警戒感も意識される状況です。まずはソフトバンクの初値形成とその後の動きを見極める必要がありますが、クリスマス休暇入りで海外投資家など市場参加者が減るなか、全般底割れを回避できれば、年末に向け中小型株を仕切り直すことになるでしょう。
東日システムが大幅高
全般荒れ相場で特にここ2日間の中小型株の下げがきつく、ピックアップ銘柄もほとんどが値を崩してしまいました。ただ、そのなかで万博関連の三精テクノ(6357)が出直りの動きを強め、短期値幅取り候補では前場に買いを入れた東日システム(3316)が大幅高で引け、UUUM(3990)も底堅く推移しています。引き続きより強い銘柄に絞り込んで噴き値局面を狙う一方、値動きの鈍った銘柄は全般リバウンド局面で戻り売り、ショートでも狙っていきたいと思います。
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