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配当権利取りや再投資で全面高で
26日の東京市場は急反発しました。日経平均は451円高です。米国株が落ち着きを取り戻したことから、前日の大幅安の反動で買戻しが優勢になりました。配当権利取りや再投資に絡んだ買い観測が短期筋による先物への買いを誘い、後場上げ幅を広げています。東証1部の売買代金は概算で3兆2338億円に膨らみ、値上がり銘柄数は2001と94%を占める全面高となりました。
買戻し誘発しやすい状況
前日の下げ幅650円の全値戻しには至りませんでしたが、フシ目の2万1000円を回復したことで、当面の底は入ったと見ています。あすも配当再投資に伴う買い需要が見込め、堅調なスタートになりそうですが、日経平均で約180円の権利落ち埋めがポイントになるでしょう。外部環境は不透明ながら、買戻しを誘発しやすい状況で、早々に埋め切るようなら基調の強さが確認され、新年度相場に向け一段高が期待できそうです。
メディアFが大幅高で最高値
ピックアップ銘柄ではカプコン(9697)、イボキン(5699)が堅調で、ハリマ化成(4410)も配当権利取りの買いに切り返しました。一方、短期値幅取り候補についてはメディアF(6067)が大幅高で最高値を更新、プロパティD(4389)も堅調でしたが、全面高商状のなか逆に高値圏にある中小型株は伸び悩ムケースが目立ちました。あすからは物色の流れを見極めながら、候補銘柄を洗い直す考えです。
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