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米国株安受けリスクオフ
13日の東京市場は3日ぶりに反落しました。日経平均は229円安です。米中貿易問題の先行き不透明感から前日の米株が大幅に下落した流れを引き継ぎ、主力株を中心にリスクオフの売りが優勢でした。寄り後310円超に下げ幅を広げた後は、円高一服や時間外のNYダウ先物高を受けて下げ渋りましたが戻りは限られました。後場に入ると日銀ETF買い期待が支えになる一方中国株安が重荷となり、2万4500円近辺で膠着感を強めています。
下値売り込む流れにならず
香港でデモが激化するなど地政学リスクが意識され、アルゼンチンなど新興国通貨安に対する警戒感や上海株や香港株、韓国株などアジア株安も買いを手控えさせました。ただ、日経平均はマドを空けて下落した後は早々に安値を付け下げ渋る動きで、下値を売り込む流れとはなりませんでした。外部環境が不透明ななかでも決算発表を手掛かりにした中小型好業績株物色は活発で、東証1部の売買代金は2兆円台に乗せています。
グレイスが一段高
推奨銘柄では今期上方修正のバルテス(4442)を損益確定、2Q5割増益ながら、直近3カ月失速が嫌気されたイボキン(5699)の損失を確定ています。収益案件の売り上げ計上が1Qに偏ったためと見られ、通期計画に対する進捗も順調で、いずれ見直されでしょうが、下げ止まりを確認するまで様子を見ることとしました。このほか、買い直したグレイス(6541)が上値を伸びし、ユーピーアール(7065)も大幅高、追撃買いのそーせい(4565)もしっかりです。ショートでは東邦チタ(5727)と古河電(5801)に追撃売りを入れました。引き続き部色の流れを見極めながら、個別に対応していくい考えです。
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