上昇波動取り戻し物色変化
昨日の東京株式市場は3日続伸となりました。1月27日~28日に空けていた日足の窓を埋めました。このことは今回の急落は短期値幅調整だったことを示しており、上昇波動を取り戻した形です。ここで物色銘柄が大きく変化してきました。今まで相場の牽引役であった遠隔医療のエムスリーや半導体関連銘柄のアドバンテストなどが売られています。代わって人気を集めているのがJR各社や金融株など今まで圏外に置かれていた銘柄群です。
米国新規感染者減少傾向鮮明に
世界の新型コロナ感染者は1億人を超えておりますが、この四分の一が米国人です。その米国の新規感染者数が減少傾向を鮮明にしてきています。新規陽性の7日平均は22日連続の減少となってきており、22.5万人→13.9万人と約3カ月ぶりの低水準になっています。相変わらず死者の数は高水準ですが、入院患者数も減少に転じてきているということです。
ワクチン普及で正常化を意識
これはワクチンの普及が加速しワクチン接種者が増加してきている効果ではないかと思われます。株式市場は半年後を写すと言われています。早期の正常化の可能性をマーケットは意識しはじめたということではないでしょうか。
超出遅れの大日本印刷
超出遅れ株の大日本印刷<7912>に注目したいと思います。コロナ前は3000円超の株価でしたが、今年1月に1791円まで下落して足元1900円台に乗せたところ。予想配当利回りは3.3%、PBRは0.55倍と一株純資産の約半分です。
ニプロはBOX放れに期待
そしてニプロ<8089>。この1年、1200円近辺を中心にBOX相場を続けてきました。月足は11月から三兵行進となっており、月足で24カ月線を上回ってきました。既に12カ月線は上向きに転じており、BOX放れに期待します。
日々勇太朗
相場見通し
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
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