ポジション調整の売買繰り返し
昨日の東京株式市場は反落しました。4月6日以降の7日間は上げ下げの繰り返しで鯨幕相場となっています。決算発表の本格化前にポジション調整の売買が繰り返されている模様です。昨日の米国市場はダウ平均が続落でしたが、ナスダックは反発。中身をみると、このところマイクロソフトやアルファベット(グーグル)などの大型ハイテク株に人気が集中しており、日本で言うところのファーストリテイリングやSBGを買い上げるのと同じです。決算発表前なので、東京市場同様に見送られています。
指数は横ばいも個別は調整
昨日の引け段階で東証一部上場銘柄のうち25日線を上回っているのは721銘柄しかありません。下回っている銘柄は1461銘柄に達しており、指数は横ばいですが個別は調整していることが分かります。このような状況ですので、強い株に資金が集中してきております。
前澤工業に注目
連日取り上げているオキサイド<6521>が840円高の7580円と急騰。このコラムでは珍しく短期で回転の効く上昇となり良かったと思います。
なんとなく五桁に乗ってくれないかと夢見ています。さて、昨日急騰していますが、新たに前澤工業<6489>に注目したいと思います。
3Q利益急拡大で通期計画ほぼクリア
12日引け後に第3四半期の決算を発表しています。売上高は前年比10.2%増の210億7800万円、営業利益が同261.7%増の21億4300万円、経常利益は同224.0%増の22億7100万円、四半期純利益が678.3%増の16億900万円で着地しました。営業利益の通期に対する進捗率は98.7%、純利益段階では通期目標を既に超過しています。下水道用機械専門業者で9割以上が官庁向けですが、素晴らしい伸びとなっています。
押し目買いの噴き値売り
14日の株価は68円高の713円と年初来高値を更新していますが、PERが8.8倍、PBRは0.66倍と割安。今期16円配を予定しており予想配当利回りも2.24%です。気になるのは受取手形及び売掛金が29億円程度増加し、現金及び預金が40億円程度減少していることですが、信用買い残は31万株程度しかなく、短期で押し目買いの噴き値売りで狙いたいと考えております。
日々勇太朗
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