ファーストリが指数215円押し上げ
週末15日の東京株式市場は上値の重さが強調されるような展開でした。前日の引け後にファーストリテイリングが好決算を発表しました。決算を受けて株価が8.7%超急騰しており、ファーストリテイリング1社で日経平均を215円程度押し上げました。日経平均の終値は145円高でしたので、実質値下がりということ。それは騰落数にも現れており、プライム市場の値上がり銘柄689社に対し値下がり銘柄は1074を数えました。また、TOPIXは0.63ポイントマイナスでした。
13週線固めることが出来るか
日経平均は週足では271円高と2週続伸ですがローソク足は十字に近い陰線形成。終値では辛うじて13週線を回復しており、今後はここを固めることが出来るのかどうか。TOPIXは5ポイント高で2週続伸ですが、11日に上放れてスタートしたことで長めの陰線形成。13週線は上回っていますが、36週線に上値が抑えられた形です。
個別物色中心の一週間
今週から米国の決算発表が本格化していきます。足元のドル高で多国籍企業の業績に大きな変化が見られるかもしれません。前回、巣籠り需要の減退でひっくり返ってしまったネットフリックスが19日、また20日にはテスラが決算発表予定となっており、注目が集まりそうです。来週にFOMCを控えていることもあり、今週も商いは低調でしょう。個別物色中心の一週間となりそうです。
日々勇太朗
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
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