待機資金多いが売買代金は低調
昨日の東京株式市場は反発しました。寄り付きは下放れて日足の窓を空けましたが、30分程で埋めました。押し目ではすかさず買いが入ることから待機資金が多いことが伺えます。もっとも相変わらず出来高、売買代金は低調であり、新規資金が流入しているとは思えません。マネーフローのプラスランキングを見ると、ファーストリテイリング、キーエンス、アドバンテストがトップ3であり、そこへ東京エレクトロン、ファナックといった値嵩株主導による上昇といった具合です。
「ダイヤモンド半導体」回路を世界初開発
筆者は目先は調整入りの可能性があると考えており、現金化を勧めていますが、そんな中でも強い動きが続きそうな銘柄としてイーディーピー<7794>を取り上げたいと思います。今週月曜日に佐賀大の嘉数誠教授(半導体工学)が人工ダイヤモンドを素材に使い、電力を制御するパワー半導体である「ダイヤモンド半導体」の回路を世界で初めて開発したと発表しました。
性能の高さから「究極の半導体」と呼ばれる
ダイヤモンド半導体とは、合成ダイヤモンドを基板に使用した半導体のことです。既存のシリコンはもちろん、次世代材料といわれる炭化ケイ素(SiC)や窒化ガリウム(GaN)を使った半導体と比べ省エネルギー効果や耐久性に優れており、その性能の高さから「究極の半導体」とも呼ばれています。イーディーピーは人工ダイヤの原料の種結晶を製造販売しており、工具や半導体用としても販売していることは会社四季報最新号にも記載されています。
2897円以上で引ければ週足陽線包み足
株価は18日に急騰し、19日は一服しましたが、昨日は早くも切り返してきました。今週、2897円以上で引ければ週足陽線包み足となることで買いシグナル点灯となります。
日々勇太朗
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
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