先導株比率【転ばぬ先のテクニカル】

転ばぬ先のテクニカル|証券市場新聞
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続落し5日線割れ

昨日の東京株式市場は続落しました。下値は3万3041円まであり、そこから押し目買いで戻していましたが、日経平均の5日移動平均線は3万3375円に位置しており、昨日の下落で再び5日線を割れてきました。まだ、5日線自体は上向きであるために、本日、5日線上を回復すれば問題はありませんが、6月22日に続いて下向きに転じるようなら流れが変わる可能性があり、ギリギリの攻防となっています。

25日線サポート機能するかが注目点

6月末の調整局面では25日線が下値をサポートしました。現在、25日移動平均線は3万2842円に走っています。もしこの25日線を割る場合は6月19日と7月3日高値でダブル天井形成となってしまいます。そのため、ここでは5日線が下方転換するのか、その場合、25日線がサポート機能を発揮するのか、このあたりが注目点ということになりそうです。

先導株比率30%超え

ところで、このところ先導株比率が30%を超えています。先導株比率とは、株式市場において、1日の総売買高(総出来高)に占める上位10銘柄の比率のことをいいます。一般的に、先導株比率は商いを伴って相場全体を牽引する銘柄が現れ、市場に勢いがあるときに上昇しやすいものですが、15%~30%が通常のラインとされていますが、日々の値では、振幅が大きくなるため、6日ないし25日の移動平均が用いられることが多いものです。

6日移動平均29.4%と上限

この原稿を書いている時間帯に7月5日の先導株比率は発表されていませんが、先週の6月29日(木)から4日間30%を超えており、6月27日からの6日間の推移は22.4%→21.0%→37.0%→31.9%→30.6%→33.5%ですので、6日移動平均は29.4%と上限まで人気が集中しています。

調整するなら過熱を冷ますため

昨日、本日と30%前後であれば6日移動は30%超となり、足元の相場は過熱し過ぎとなります。全般相場が調整するとするならば、こうした過熱を冷ますためということになりそうです。

日々勇太朗

 

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
 

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