9月相場を振り返って【転ばぬ先のテクニカル】

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月足3カ月連続陰線で6カ月線まで落ちる

9月相場が終わりました。日経平均はメジャーSQ通過後に騰勢を強め3万3634円高値までありました。その後、米連邦公開市場委員会(FOMC)で2024年と25年の政策金利見通しが引き上げられたことで、米長期金利が上昇し米国株式市場が軟調に推移し、日経平均は3万1000円台まで降下。月足は3カ月連続陰線となり、6カ月移動平均線の位置まで落ちてきました。

TOPIX上髭陰線で上昇一服

一方、8カ月連続上昇してきたTOPIXは月半ばに2438ポイントまで上昇しましたが、その後は日経平均同様に下落傾向を辿り9カ月ぶりに反落しました。月足は上髭陰線形成となり、上昇一服です。

日経平均は一目均衡表基準線まで下落余地

日経平均の週足は2週続落となりました。5週、13週移動平均線を下回り、26週線(3万1450円)に接近してきました。一目均衡表では転換線を割り込んでおり、3万613円の基準線近辺まで下落余地があります。

TOPIXは13週線下値支持線なるか

TOPIXの週足も2週続落で13週線(2305ポイント)が下値支持線となるのかどうか。一目均衡表は日経平均同様に転換線を割り込んでおり、13週線を割り込んだ場合、2195ポイントに位置する基準線まで下げが拡大する可能性があります。

米国同様に日本の長期金利にも上昇圧力

米国同様に日本の長期金利も上昇圧力が掛っています。10年債利回りは6カ月連続上昇となりました。5カ月線と10カ月線がゴールデンクロスし2013年末水準を突破。月足の一目均衡表では1.07%に位置する基準線まで上げ余地が出てきました。

ドル円はドル高に弾みがつく可能性

ドル円は月足で続伸し、150円が視界に入ってきました。昨年10月の151.93円をブレイクするとドル高に弾みがつく可能性があり、それを阻止すべく当局の市場介入警戒感が高まってきています。ただ、米長期債利回りが急上昇しており、介入効果は一時的ではないかと思われます。

日経平均8月18日安値守れるか

さて、今週から10月相場入りとなりますが、TOPIXの形状から下押しの可能性が高いと思われます。注目点は日経平均では8月18日安値(3万1275円)を守れるのかどうか。その場合は二番底形成となる可能性が高まりますが、割り込んだ場合は今年4月同様に200日線(2万9871円)辺りまでの下落が見込まれます。

日々勇太朗

 

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
 

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