日米中銀会合と決算発表【転ばぬ先のテクニカル】

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10月24日の下髭陰線安値割り込む

本日の東京株式市場は反落しました。日経平均は先週木曜日に668円安し3万567円安値までありました。週末金曜日はNY市場が安く返ってきた割には、前日の下げが大きかっただけに389円高と切り返しましたが、本日はその反発を帳消しにしてしまいました。日経平均は3万538円安値まであり、10月24日の下髭陰線安値を割り込んでしまいました。ミニ・セリング・クライマックと受け止める向きもありましたが、否定された訳です。

投げ売りが殺到すれば打診買い

この下のサポートポイントは10月4日安値の3万487円、そして200日線の走る3万334円となります。日柄では日経平均の33日サイクルというリズムを重視すると、9月15日高値からの33日目となる今週末金曜日に向けての下落ともとれます。そこへ向けて投げ売りが殺到するようであれば、打診買いを入れてみたいと考えています。

YCC修正あるか、政策金利据え置きとなるのか

今週はイベントの多い週です。まず、本日から明日まで日銀の金融政策決定会合が開催されます。また、明日から明後日は米連邦公開市場委員会(FOMC)が開催されます。日銀会合については、イールドカーブ・コントロールの修正があるのか否か、また米FOMCについては政策金利据え置きとなるのか否かに注目が集まります。

経済指標と決算発表も

経済指標の発表も盛りだくさんですが、一番注目を集めるのは週末の米10月雇用統計でしょう。先週発表された米7~9月のGDP速報値が市場予想を上回っただけに、今後の金融政策を占う上でも大注目となります。また、決算発表も水曜日のトヨタ自動車、日本製鉄、ローム、京セラ、木曜日には丸紅、住友商事、三菱商事などの大手総合商社が予定されています。米国では木曜日のアップルに注目が集まりましょう。

イベント多く様子見姿勢

このようにイベントが多いため、多くの投資家は様子見姿勢を強めそうです。

日々勇太朗

 

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
 

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