米国株高受け買い先行も…
SQ週の水曜日は荒れるとよく言いますが、正に本日はそんな荒れ相場の一日でした。NYダウが7連騰、ナスダックが8連騰となったことで、寄り付きの東京市場は買い先行スタートとなりました。日経平均は一時241円高の3万2512円高値までありました。しかし、ファーストリテイリングやアドバンテストなかの値嵩株が牽引する中で、原油価格が急落したことからエネルギー株が売られ、また日米共に長期金利が低下したことで金融株も売られ、前場段階では日経平均がプラス引けもTOPIXは0.6%程度下落していました。
GC示現も終値は5日、50日線下回る
後場に入ると日経平均も急落し、一時222円安の3万2049円までありました。ここには50日線(3万2070円)が走っており、押し目買いが入りだします。日経平均の5日線と50日線が本日ゴールデンクロスを示現。本日の押し目で先週からの上昇に対する押し目が完了したのかどうか。一方でTOPIXも5日線と50日線がゴールデンクロスしましたが、終値はそれらを下回ってしまい形が悪い格好です。
SQに向けた攻防で大型株に意味不明の売り
それにしても今日は大型株に意味不明の売りが出ました。11月6日に決算発表を受けて急騰した三菱重工が元の位置まで急落。三井住友銀行が25日や50日線を下回ると投げ売りが殺到し10月安値を割り込みました。このような激しい動きは恐らくSQに向けての攻防戦故のことでしょう。
日経平均EPS上昇し押し目買いに分
決算発表も佳境を迎えています。先週まで2070円程度だった日経平均EPSは2180円に上昇。PERは現在14.7倍程度ですが、9月半ばの15.5倍程度まで買われるなら、日経平均は3万3800円が計算でき、この押し目は買いに分がありそうです。
日々勇太朗
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
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