EPS急増加【転ばぬ先のテクニカル】

転ばぬ先のテクニカル|証券市場新聞
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過熱冷ます押し目

本日の東京株式市場は4日ぶりに反落しました。前日に820円高したことで当然の上昇一服です。昨日の急騰で日経平均の25日線乖離は5.2%に拡大。一気に過熱圏に駆け上がったことで、過熱を冷ます押し目形成ということです。

先物主導で個別は出遅れ

ただし、短期6日騰落レシオは109%、25日騰落レシオが97%と過熱感はありません。先物主導で指数は大きく上げましたが、それに比べると個別は出遅れている訳です。4~6月の急騰時もそうでしたが、最近は指数が先に動き、個別は後から追いかけます。

EPS上昇を株価が正当評価

決算発表が一巡し、日経平均の一株利益(EPS)は2257円に跳ね上がりました。10月末比で185円も増加しました。そのため、日経平均が10月末から昨日高値比で2661円上昇しても株価収益率(PER)は14.8倍と変わりありません。EPSの上昇を株価が正当評価したということです。

平均で3万4441円、行きすぎて3万6315円

直近9月以降のPERの最高水準は9月15日の16.09倍。51日間の平均が15.26倍です。直近の平均並みに買われるなら3万4441円。行きすぎて16.09倍まで買われるなら3万6315円という机上計算が出来ます。

海外勢買い越しも額は少ない

ここより上値追いするためには海外勢の復帰が必要です。本日引け後に発表された11月6日〜10日の投資部門別売買動向をみると、海外勢は現物を2週連続買い越しましたが買い越し額は783億円。先物は3週ぶりに買い越しに転じ、買い越し額は1兆358億円と先物中心に買われました。

海外勢の早期復帰を期待

先週5日間のプライム市場の売買代金は22兆円、1日平均4兆4100億円です。これだけ売買代金が膨らんだにも関わらず海外勢の買い越し額は非常に少ない印象です。彼らの早期復帰を期待したいものです。

日々勇太朗

 

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
 

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