日経平均急騰劇の裏側【転ばぬ先のテクニカル】

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1990年以来の高値

今日の夕刊各紙のトップは恐らく、1990年以来の高値になった日経平均の記事でしょう。大発会は昨年同様に急落スタートとなりましたが、その日の安値である3万2693円からわずか3日半で1818円もの急騰。特になにか材料視されるようなニュースはありません。

オプション売り方敗走が急騰劇の理由

では、なぜ、このような急騰劇を演じているのでしょうか。それは昨年6月以降、上値を抑えてきた3万3800円近辺をブレイクしたことにあります。今週末は1月限オプションSQです。なんども何度も上値を抑えてきた3万3700円~800円近辺で相当に大きな売りポジションが積まれていたということです。そこを抜け出したことで、売り方敗走が急騰劇を演じた理由と考えるのが普通でしょう。

コール売り方がヘッジで先物買い

大発会の安値時、3万4000円のコールオプションは24円でした。それが今日は500円を超えており、わずか4日で20倍になっているのです。ボックスを抜けないとして先物を売っていた連中が一気に買戻しを入れ、コールオプションを売っていた連中はヘッジで先物を買うという構図です。

保有銘柄一部利食いして軽めに

明日が1月限オプションの最終売買日になりますので、もう一日高いかもしれません。SQ値は昨年6月以降7カ月連続で3万2000円台でした。今回は3万3000円台を飛ばして3万4000円台決着が見えてきました。しかし、SQ週の水曜日に高いと金曜日が安い確率が7割です。ということで、明日は保有銘柄を一部利食いして軽めにしておきたいと思っています。

日々勇太朗

 

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
 

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