「転ばぬ先のテクニカル」~テクニカル指標が次々と陰転

転ばぬ先のテクニカル|証券市場新聞

昨日の日経平均株価は4日続落となりました。9月8日安値の1万9239円から11月9日ザラ場高値の2万3382円まで、上げ幅4143円、日柄42営業日数に対する調整となっています。11月9日の日足ローソク足が「波高い線」となり、翌日は下値を切り下げる陽線。そして昨日は更に下値切り下げの陰線であり、この下落で5日線が下向きに転換しました。
10日モメンタムは0.05→0.04に、25日モメンタムも0.10→0.08へと低下。25日線との上方乖離は11月7日の6.8%から昨日は2.6%まで低下。一目均衡表でも転換線割れとなっており、ボリンジャーバンドは+1σ割れ、新値三本足も陰転となりました。個別では日経平均採用銘柄の25日線上銘柄は10月29日の209をピークに130に、TOPIX銘柄のおける25日線上銘柄は10月24日の1643から1120へと急減。
先週末から東証が引けた後、15時15分に日中取引の大引けを迎える日経先物が売り叩かれる展開が目に付きます。10日の日経平均の終値は2万2681円でしたが、先物の終値は2万2520円、昨日の日経平均の終値は2万2380円でしたが、先物の終値は2万2280円。明らかに売り叩いてのクロージングとなっています。
上昇期間が長かったために42日上昇に対する38.2%の日柄調整として16営業日数なら12月4日、日経平均の下値目処は38.2%押しならば2万1799円、50%押しならば2万1310円が考えられます。
日々勇太朗

証券市場新聞 https://marketpress.jp/

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