転ばぬ先のテクニカル|証券市場新聞

会合結果を受け買い戻し

 昨日の東京株式市場は日銀会合結果待ちで前場の取引では売られましたが、後場に入り会合結果を受けて買い戻しが入りました。日銀会合ではフォワードガイダンスの導入、ETFお買入れ配分見直し、イールドカーブ・コントロールでは弾力的な買入れを実施するとしました。

日銀は消費税増税容認

 日銀のホームページにアップされたレポートを読んで一番最初に感じたのは、日銀は消費税増税を容認しているんだなといことです。それを踏まえて増税による悪影響は避けられず、その時更に踏み込んだ金融緩和余地を残した感があります。

緩和継続もマイナス金利残高減少

 これはある意味、袋小路に追い込まれた日銀の後退とも読めますが、緩和修正という印象を与えず、金融機関の経営に配慮した苦肉の策ではないかと思います。それは「フォワードガイダンス」を導入することで、緩和策を当面続ける姿勢を明確にしたことに表れています。ただ、オペ方針の自由度を高めたことで、マイナス金利が適用される残高を減少させました。

典型的な材料出尽くし

 発表後の株式市場は事前にETFの配分がTOPIX型に移行するとの観測から先に買われていた金融株が利食いされる一方、日経平均は買い戻しが優勢となり、TOPIXは続落、日経平均は反発となりました。典型的な材料出尽くし、出たらしまい、という反応です。

円安踏まえ個別物色

 日経平均は前日割り込んだ5日線まで戻してきました。TOPIXは5日線を割り込み、75日線にタッチしました。長期金利が急低下し、為替は円安へと非常に面白い展開です。足元では決算発表。それを踏まえながら個別物色で対処するところでしょう。

日々勇太朗




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