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米景気指数落ち込み下放れ
昨日の東京株式市場は続落となりました。米3月の小売売上高や4月のNY連銀製造業景気指数などが歴史的な落ち込みとなり、NY主要3指数が下落したことから、東京市場も下放れて始まり1万9465円~1万9362円に日足の窓を空けました。NYダウやS&P500は半値戻し水準で戻り売り圧力が強いようで、5日移動平均線を割り込んできました。
テクニカル指標悪化
日経平均も5日移動平均線を割り込むと同時に、オシレーター系のRCIがデッドクロスしてきました。日経平均は25日移動平均線を上回り8日間が経過しましたが、移動平均線は下げ止まっていません。一目均衡表では遅行スパンが日々線に接して反落してしまいました。
企業業績は当てにならず
ところで、2月決算発表と同時に3月決算企業でも下方修正が出てきています。日経平均のEPSは14日は1514.17円で、PERは12.97倍でしたが、15日にはEPSが1396.43円に落ち、PERは14.00倍に上昇しました。今月末から3月決算発表が本格化してきますが、来期見通し未定が相次げば、減配企業も増加することが考えられ、企業業績が当てにできないということになりそうです。
冷静に現金積み上げる局面
日経平均は二段上げとなりましたが、TOPIXの二段上げは難しそうであり、この局面は冷静に現金を積み上げて様子をみたいところです。
日々勇太朗
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