「転ばぬ先のテクニカル」~一旦は現金化を急ぎ、様子を見る

転ばぬ先のテクニカル|証券市場新聞
16日の東京株式市場は続伸しました。
日経平均はとうとう10連騰となり、サイコロジカルラインは11勝1敗です。
昨日は久々に日経平均よりもTOPIXの上昇率が勝りました。
9月8日に12.10倍まで低下していたNT倍率が12.39倍まで拡大した10時前に立場が逆転しました。
連日の急騰により売り越し基調であった個人投資家が居ても立っても居られずに、
出遅れ銘柄に買い出動しだしたのかもしれません。
日経平均は一時21347円高値までありました。
筆者は今週中に日米ともに株価は一旦ピークアウトするものと考えていますが、
昨日の高値はそれに見合うものとなりました。
本年4月17日安値の18224円、6月20日高値の20318円、9月8日安値の19239円から
導き出せる一目均衡表・値幅論におけるN計算値は21333円です。
これは19239円+(20318円-18224円)から計算できます。
また、V計算値は20318円+(20318円-18224円)で21397円が計算できます。
更に上昇継続の場合はE計算値の22412円ということになりますが、
リーマンショック時の2008年10月安値(6994円)とアベノミクス相場の最初の急騰時の高値である
2013年5月の15942円、そしてその1ヵ月後の急落時安値である12415円から導かれるN計算値の21363円や
2014年10月安値の14529円を基点に2015年6月高値の20952円、
2016年6月安値の14864円から導き出せるN計算値の21287円など21300円近辺には
中長期から節目となる計算値が重なる位置でもあるのです。
日柄は昨日が2015年1月安値から一巡環の676日目、本日は9月安値から一期26日目です。
値幅・日柄から考えても、ここは買う場面ではなく、一旦は現金化を急ぎ、様子を見るところでしょう。
日々勇太朗
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