海外事業へ取組み加速|大和ハウス工業(1925)【取材メモ】

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海外事業へ取組み加速

 大和ハウス工業(1925)は20年3月期3Qで10期連続増収増益、通期計画の連結売上高4兆3500億円(前期比5.0%増)、営業利益3830憶円(同2.9%増)クリアにメドをつけた。
 商業・事業施設の拡大が引き続き業績を牽引、マンションも持ち直しつつあるものの、賃貸住宅は苦戦が続いている。中期計画では22年3月期に売上高4兆5500億円、営業利益4050億円を目指しており、目標達成には一段の事業規模拡大が欠かせない。このため、ガバナンスを強化するとともに、部門間協業体制を整備、海外事業拡大へ取組みを加速する。

売上44%目指し1500億円投資

 特に海外は北米を中心にASEAN、豪州などでも事業を拡大、22年3月期に前期実績比44%増となる売上高4000億円を目標に掲げ、今後3年間で計1500億円を投資する。米国では戸建住宅事業会社のエセックス社からノースカロライナとサウスカロライナ州の事業を買収、東部地域での戸建て事業基盤を拡充した。さらに、カリフォルニア州アーバイン市内の商業施設も買収、運営管理を開始しており「国内で培ったノウハウを生かして本格的に事業を拡大していく」(会社側)構え。

by 株価チャート「ストチャ」

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