三角持ち合い放れへ【225先物「ハチロク」の裏話】

ハチロク225先物OP|証券市場新聞
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上昇が一服している事が買い戻しを誘う

先週の日経平均は前週末比214円高と3週ぶりに反発したが週足では発射台が高かった為4週ぶりに陰線となった。
今週の米FOMCを控え警戒感はあるものの米長期金利の上昇が一服している事が買い戻しを誘う展開となっている。

メリハリに乏しい経済対策

日本では政府が28日に事業規模71兆6000億円の経済対策を発表した。
どう見ても物価高騰に対する補填的な対策がメインで成長戦略を重視する対策とは思われない。
事業規模は大きいがメリハリに乏しく今後の我が国をどのように発展させていきたいのかのビジョンが見えない対策だ。
日銀と同じく大きく変化させないことを良しとしているようで対策発表後の株価の反応は薄かった。

日本株への問い合わせが増加

結局は米国次第の日本の株価だがここにきてアナリストによると海外投資家から日本株への問い合わせが増加しているらしい。
中国で習近平政権が3期目に入り独裁色が強まり投資リスクが増加し中国離れが加速しているようだ。
その資金を日本に振り分ける傾向が高まっていると言うことだ。

消去法的に選ばれている

確かに日本は成長は乏しが政局は自民党で安定している。
岸田政権の支持率は低下の一途だが首相が変わっても自民党から変わる可能性は低い。
世界各国で政治リスクが高まる中、変化の可能性が低い日本が消去法的に選ばれているのかもしれない。
動かない日本が選ばれるとは皮肉なもんだ。

金曜日はトレンドラインで下げ止まった

相場は三角持ち合い放れの展開となりそうである。8月17日の高値(2万9222円77銭)を起点とする上値トレンドラインは2万7700円処に位置する。一方、10月3日の安値(2万5621円96銭)を起点とする下値切り上がり型のトレンドラインは現在2万7000処に位置する。
金曜日はこのトレンドラインで下げ止まった形で意識されてるラインであろう。

勢いで上に抜いてくる

今週週末にこの上値ラインと下値ラインが2万7600円処でクロスする。上値で弾かれて下値ラインを割ってくるのか勢いで上に抜いてくるのか注目だ。
現在、下降する13週移動平均線は2万7617円、52週移動平均線は2万7513円処と27500円~27700円には抵抗ラインが重なる。

FOMC後の会見に注目

流れは右肩上がりではあるが戻り歩調を強めると冷や水を浴びせられるのケースが多くFOMCでは引き上げ幅だけではなくその後の会見に注意が必要であろう。

今週のレンジは?

今週のレンジは2万6900円から2万7900円を想定。上下に大きく動く展開となろう。

(ハチロク)

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp




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