下値固めの展開【225先物「ハチロク」の裏話】

225先物「ハチロク」の裏話|証券市場新聞
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イブニング取引では2万2080円まで下落

 先週の日経平均は水曜日の10時頃から売り仕掛けにより相場は崩れ木曜日のイブニング取引では2万2080円まで下落、3日間で約900円動いた。
 売り仕掛けの材料はトルコリラの暴落や加計学園問題の再燃などが言われていたが主因は米朝首脳会談の中止だったようである。

短期的な上昇チャートは崩れる

 日経平均はそれまでに8週連続で上昇していたため一服し易い状況であったとも言えよう。
 結果、高値は2万3050円39銭で2月2日の2万3122円45銭の窓埋めを出来ずに下落に転じている。
 上昇の下値支持ラインであった一目均衡表の転換線(25日現在2万2684円)を下回ってきており短期的な上昇チャートは崩れただろう。

短期リバウンドに期待

 東証が発表している投資家別株式売買動向をみると5月第3週は個人投資家が3644億円売り越しこれで8週連続の売り越しとなった。
 外国人投資家も937億円売り越し2週連続の売り越しとなっている。おそらく先週も大幅に売り越していると思われ外国人投資家の売り越し姿勢が鮮明になってきた。
今週の相場は下値固めの展開になると思われる。3日間で先物で約900円一旦下がったので短期リバウンドは期待できる。5月23日の下げで2万2649円85銭から2万2644円69銭の窓が空いたためこれを埋めに行くリバウンドはあろう。
 しかしその水準には上値抵抗ラインとなった転換線が位置する。マドを埋めた後に失速する可能性もあろう。明確に抜けてくると再度高値追いも期待できよう。

下値メドは?

 下値メドは週足ボリンジャーバンドの中心線の2万2230円処、その水準を下回ると3月26日の安値2万0347円49銭から5月21日の高値2万3050円39銭の高値の38.2%押しの2万2017円88銭があげられよう。
 先週の木曜日のイブニング取引で一時2万2080円まで入っており6月のメジャーSQまでの何処かでこの水準を試しに行く状況になりそうである。

オプションの証拠金管理には注意

 今週のレンジは2万2700円から2万2100円と予想する。動きが出始めたのでオプションの証拠金管理には注意が必要である。(ハチロク)




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